感染症を予防するためには、ワクチンの接種は非常に有効な手段です。対象に該当する方は、ぜひ予防接種を受けましょう。ご不明な点がありましたら、健康福祉課保健係までご連絡ください。
定期の予防接種
定期の予防接種については、対象年齢であれば無料で接種することができます。
接種医療機関
予防接種はすべて医療機関での個別接種となります。佐賀県内の実施医療機関で接種することができます。医療機関によっては予防接種の種類により実施していない場合がありますので事前に確認してください。接種する場合は、必ず事前予約をお願いします。
予防接種時に持っていくもの
その他
※予防接種に必要な予診票・予防接種説明書は2か月児教室の際に配布します。転入された方は健康福祉課保健係にお越しください。
※予防接種を受ける前は必ず予防接種説明書をご一読ください。予防接種を受ける期間、間隔、副反応や注意事項が記載してあります。これから受ける予防接種について十分理解してから接種してください。
予防接種の種類と時期
【ロタウイルスワクチン(生ワクチン)】 令和2年10月1日から定期接種が始まりました
対象者:1価:生後6週から24週までにある者
5価:生後6週から32週までにある者
ワクチン名 | 対象者 | 初回接種 | 接種回数 | 間隔 |
経口弱毒性生ヒトロタウイルスワクチン (ロタリックス) | 出生6週0日後から24週0日後 までの間にある者 | 初回接種については、生後2月に至った日から出生14週6日後までの間に行う | 2回 | 27日以上の間隔 |
5価経口弱毒性生ロタウイルスワクチン (ロタテック) | 出生6週0日後から32週0日後 までの間にある者 | 初回接種については、生後2月に至った日から出生14週6日後までの間に行う | 3回 | 27日以上の間隔 |
【 B型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)】
対象者:1歳に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 | 備考 |
(初回:2回接種)生後2か月~9か月未満 | 27日以上の間隔 | 平成28年4月1日以降に生まれた方が対象 |
(追加:1回接種)1回目接種から139日以上あける | 1回接種 | |
【小児用肺炎球菌ワクチン(不活化ワクチン)】
対象者:生後2月から生後60月に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(初回:3回接種) 生後2か月~7か月未満 | 27日以上の間隔で、1歳までに3回接種する |
(追加:1回接種) 初回終了後60日以上あけて、生後12か月~15か月未満の間 | 1回接種する |
【ヒブワクチン(不活化ワクチン)】
対象者:生後2月から生後60月に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(初回:3回接種) 生後2か月~7か月未満 | それぞれ27日から56日までの間隔をおいて3回接種する |
(追加:1回接種) 初回終了後、7か月~13か月の間隔をおく | 1回接種する |
【4種混合:ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ(不活化ワクチン)】
対象者:生後2月から生後90月に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(第1期初回:3回接種) 生後2か月~12か月未満 | それぞれ20日から56日までの間隔をおいて3回接種する |
(第1期追加:1回接種) 1期初回終了後、12か月~18か月の間隔をおく | 1回接種する |
【5種混合:ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ(不活化ワクチン)】
対象者:生後2月から生後90月に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(第1期初回:3回接種) 生後2か月~12か月未満 | それぞれ20日から56日までの間隔をおいて3回接種する |
(第1期追加:1回接種) 1期初回終了後、12か月~18か月の間隔をおく | 1回接種する |
【BCG(生ワクチン)】
対象者:1歳に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
生後5~8か月 | 1回接種する |
【 麻しん風しん混合(MR)(生ワクチン)】
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(第1期)1歳から2歳未満 | 1回接種する |
(第2期)幼稚園・保育園の年長児に相当する年齢 | 1回接種する |
【水痘(水ぼうそう)(生ワクチン)】
対象者:生後12月から生後36月に至るまでの間にある者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(2回接種)1回目は、生後12月~15月に達するまでの間 | 1回目接種後、6月から12月までの間隔をおいて2回目を接種する |
【日本脳炎(不活化ワクチン)】
第1期対象者:生後6月から生後90月に至るまでの間にある者
第2期対象者:9歳以上13歳未満の者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
(第1期初回:2回接種) 3歳 | 6日~28日の間隔で2回接種する |
(第1期追加:1回接種) 4歳 | 1期初回(2回)終了後、概ね1年後1回接種する |
(第2期:1回接種)9歳(小学校4年生相当) | 1回接種する |
【特例措置】
平成17年度から平成21年度にかけての日本脳炎予防接種の差し控えにより、予防接種を受ける機会を逸した、平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで接種が終了していない方は、20歳未満までの間に接種することができます。
【2種混合:ジフテリア・破傷風(不活化ワクチン)】
対象者:11歳以上13歳未満の者
標準的な接種年齢 | 接種方法 |
小学校6年生 | 1回接種する |
【ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)(不活化ワクチン)】
対象者:小学6年生~高校1年生(16歳相当)の間の女子
ワクチン名 | 標準的な接種年齢 | 接種方法 | 接種回数 |
サーバリックス(2価ワクチン) | 中学1年生相当の女子 | 1月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回接種 | 3回 |
ガーダシル(4価ワクチン) | 中学1年生相当の女子 | 2月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回接種 | 3回 |
シルガード(9価ワクチン) | 中学1年生相当の女子 | 1回目の接種後、6月の間隔をおいて1回接種 ※ただし、初回接種時に15歳を超えている場合は、 2月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回接種 | 2回 ※の場合は3回 |
※HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。
子宮頸がん予防ワクチンの接種について
子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月1日から定期予防接種として実施していますが、子宮頸がん予防ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月14日厚生労働省からの通知により子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的な勧奨を差し控えていました。
しかし、最新の知見により、接種による有効性が副反応のリスクを上回ることが認められたことを踏まえ、令和3年11月26日厚生労働省からの通知により接種の勧奨を再開することとなりました。
HPVワクチンの積極的勧奨の差控えにより、定期接種の対象の間にワクチン接種の機会を逃した方を対象に、キャッチアップ接種ができるようになりました。対象は、平成9年4月2日から平成20年4月1日の間に生まれた女性のうち、3回接種が完了していない方です。接種期間は、令和7年3月31日までとなります。
対象年齢で接種を希望される方については、定期接種として受けることができます。接種を希望される場合は、医師に相談しワクチン接種の有効性や安全性等について十分説明を受けたうえで接種してください。
子宮頸がん予防ワクチンに関するリーフレット
◆ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関(外部リンク)
子宮頸がんワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種した医療機関やかかりつけ医などにご相談ください。
◆厚生労働省ホームページ(ヒトパピローマウイルス感染症)(外部リンク)
予防接種の接種間隔
生ワクチンの接種間隔
BCG、麻しん風しん混合、水痘(水ぼうそう)、ロタウイルスなど
→次のワクチン接種までに27日以上あける
不活化ワクチンの接種間隔
B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、4種混合、5種混合、ポリオ、日本脳炎、2種混合、子宮頸がん予防ワクチン、インフルエンザなど
→2020年10月から、次の接種までの間隔に関する規定はなくなりました。不活化ワクチンの接種間隔についてはかかりつけ医にご相談ください。
任意の予防接種
子どものインフルエンザ予防接種費用の助成
子どもの季節性インフルエンザの重症化を防ぐため、インフルエンザの予防接種の一部助成を行っています。令和6年10月から子どもインフルエンザ予防接種に、鼻腔内に投与(点鼻)するワクチンが導入されました。実施の有無については、直接医療機関にお尋ねください。
対象となる児童
江北町に住所を有する、中学3年生までの児童
接種期間
10月1日~1月31日まで(各医療機関の診療日(診療時間)に限ります)
助成額
| 接種時年齢 | 助成額 |
皮下注射 ※1 | 0歳(生後6か月)~12歳 13歳~中学3年生 | 1回目 1,000円 2回目1,000円 1回 2,000円 |
経鼻(点鼻薬) ※2 | 2歳~中学3年生 | 1回 2,000円 |
※1 接種回数が、13歳未満は2回接種、13歳以上は1回接種となっているため上記の助成となります。
※2 経鼻(点鼻薬)は1回接種となっているため上記の助成額となります。
助成方法
指定医療機関窓口で「武雄杵島地区子どもインフルエンザ予防接種予診票」に必要事項を記入後、窓口に提出し、予防接種を受けてください。
各医療機関の接種料金から、接種時年齢に応じた助成額を差し引いた金額を医療機関窓口でお支払いください。
予防接種時に持っていくもの
・母子健康手帳
・住所、氏名、年齢が確認できるもの(中学生は中学校の学生証など)
指定医療機関
江北町、武雄市、大町町、白石町の指定医療機関で、予防接種を受けることができます。直接医療機関に予約してください。