江北町では、令和6年7月1日から帯状疱疹予防接種費用の一部を助成します。ワクチンは2種類あり、希望されるどちらかのワクチン接種に対し、助成を行います。助成を受けるには、江北町役場への事前申請が必要です。かかりつけ医とも相談し、効果や持続性、副反応等を理解した上で、接種するワクチンの種類を決めてから申請にお越しください。
帯状疱疹予防接種は任意接種であり、各自の判断で受ける接種となりますので、かかりつけ医等にご相談のうえ、予防接種の効果や副反応等を理解し、接種の判断をしてください。
対象者
江北町に住民登録がある50歳以上の方
助成額、助成回数、接種医療機関
※接種費用は医療機関によって異なります。
※助成開始以前に接種されたものや、下記医療機関以外で接種されたものに対する助成はありません。
帯状疱疹ワクチン | 生ワクチン(乾燥弱毒性水痘ワクチン) | 不活化ワクチン(乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン) |
助成額 | 1回 5,000円 | 1回 10,000円 |
接種回数 | 1回 | 2回(2回接種が必要なため) ※2回目接種は、1回目接種から2~6か月までに接種。6か月を超えての接種は 承認された用法ではないため、助成対象外となります。 |
接種医療機関 ※右記町内医療機関に限る | 古賀小児科内科医院(0952-86-2533) 武岡病院(0952-86-3013) | 古賀小児科内科医院(0952-86-2533) 古賀病院(0952-86-2070) たなか耳鼻咽喉科クリニック(0952-74-6033) |
助成の流れ
(1)江北町役場健康福祉課窓口で申請書の記入
※申請者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)を持参ください。
※50歳に到達していない方は申請できません。
申請書に不備がなければ、希望するワクチンの予診票、接種済証をお渡しします。
(2)予約
上記医療機関にご予約下さい。
(3)接種
役場からお渡しした予診票や接種済証、本人確認書類、接種費用を持参し医療機関で接種。
(4)支払い
接種費用から町の助成額を差し引いた金額を医療機関窓口で支払う。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こる疾患です。水ぼうそうが治った後もウイルスが体の中で長期間潜伏し、加齢や疲労、ストレス等の要因によって、免疫力が低下したときに、体内に潜伏するウイルスが再活性化することで発症します。50歳代から発症することが多く、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。症状は、神経に沿って皮膚の痛みやかゆみが生じ、水ぶくれを伴う赤い発疹が現れます。皮膚症状が治った後も3か月以上痛みが残る帯状疱疹後神経痛に移行する可能性もあります。
帯状疱疹ワクチンの種類や特徴について
ワクチンの種類 | 生ワクチン (乾燥弱毒性水痘ワクチン) 販売名:ビケン | 不活化ワクチン (乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン) 販売名:シングリックス |
接種方法 | 皮下接種 | 筋肉内注射 |
接種回数 (接種間隔) | 1回 | 2回 (1回目接種後、2~6か月までに接種) |
接種費用 | 1回 約7,000円~9,000円 | 1回 約20,000円~22,000円 |
発症予防 効果 | 【発症予防効果が中程度】 50歳~59歳:69.8% 60歳~69歳:64% 70歳~79歳:41% 80歳以上:18% | 【発症予防効果が非常に高い】 50歳~59歳:96.6% 60歳~69歳:97.4% 70歳以上:97.9% |
免疫の 持続期間 | 約5年 ※ZOSTAVAXによるデータ | 約10年 ※ZOSTER-049試験によるデータ |
副反応 (添付文書 より) | 【頻度10%以上の副反応】 発赤(44.0%)、そう痒感(27.4%) 熱感(18.5%)、腫脹(17.0%) 疼痛(14.7%)、硬結(13.5%) 【重大な副反応(いずれも頻度不明)】 アナフィラキシー、無菌性髄膜炎、血小板減少性紫斑病 | 【頻度10%以上の副反応】 疼痛(79.1%)、発赤(37.4%)、筋肉痛(36.9%)、疲労(34.6%) 頭痛(28.3%)、腫脹(24.2%)、悪寒(21.4%)、発熱(16.7%) 胃腸症状(12.0%) 【重大な副反応(いずれも頻度不明)】 ショック、アナフィラキシー |
注意点 | 妊娠中の方、免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方、 化学療法やステロイド等、免疫抑制をきたす治療を受けて いる方は接種できません。 | 2回接種が必要です。 標準的な接種間隔は1回目接種から2か月後ですが、 2か月を超えた場合は、6か月までに接種となります。 ※6か月を超えての接種は、承認された用法ではありませんので、 助成対象外となります。 |
予防接種による健康被害救済制度について
帯状疱疹ワクチンは任意接種であるため、万一、被接種者に健康被害が生じた場合、予防接種法による健康被害救済制度の対象にはなりませんが、「医薬品副作用被害救済制度(外部リンク)」による救済の対象になることがあります。申請窓口は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)です。